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アメリカン·アイドル15 #18 トップ8→6 [AMERICAN IDOL SEASON 15]

アメリカン・アイドル ファイナルシーズン、今回もボトム3から2人去ります。お別れの余韻に浸る間もなく、次々去っていくので心が置いてかれます。
今週はデュエットとソロの2曲が披露されます。

jencarlosmusic & PrinceRoyce.png
プリンス・ロイス(Prince Royce 1989年5月11日ニューヨーク州ブロンクス生まれ )
画像はFOXから。

審査員はジェニファー·ロペス、キース·アーバン、ハリー·コニック·ジュニア。司会はライアン・シークレスト。
総合音楽プロデューサーはマイケル・オーランド。音楽プロデューサーはリッキー・マイナー。
メンターはビッグマシン·レコードCEOのスコット·ボーチェッタです。


名前の後の()は、番組冒頭で流れたそれぞれの自己紹介です。

◆デュエットラウンド

ラポーシャ・レネイ(強い心。母親。南部出身)&トレント・ハーモン(ミシシッピ。農園。ソウル)
ウィズ・カリファ Feat. チャーリー・プース "See You Again" 映画『ワイルド・スピード SKY MISSION(原題:Furious 7)』の、故ポール・ウォーカーに捧げられた曲。
J-WAVEから流れて来て、初めてこの曲を知った。「何この曲!」と騒ぐ私に、ポール・ウォーカーに捧げられた曲だと教えてもらった。何度聴いても心を持ってかれる。
トレント「ラポーシャは太陽のように力強い声の持ち主だ」
ラポーシャ「トレントと歌えて嬉しい。彼は、私より声が高い。何も問題はないけどね」
トレント「タイプは違うけど、僕らは似てる点も多い。僕らの声が融合すれば美しくなる。決めるよ」
トレントとラポーシャなた間違いない素晴らしいステージ。トレントの凄さを思い知る。リハーサル中からずっと、トレントがラポーシャに恭しく接してて紳士なんですもの。
キース「選曲が完璧。2人の良さが、それぞれ生かされてた。長所が融合しつつ、あ互いを消してなかった。素晴らしいコラボだった」
JLO「最高のペアの誕生ね。何もかも魔法のようだった」
ハリー「ウィズ・カリファのパートをどうするかと思ってたんだ。2人で歌ったのは良かった。どっちがハモってるか分からなくなるほど、声が融合してた。グレード・ジョブ」
ライアン「ハリーはラップの部分が気になった?」
ハリー「あそこはアレンジが難しいと思ったんだ。歌にしたのは誰の案?」
トレント「僕だと思う」ラポーシャもトレントをの方に親指を向けてる。
ラポーシャ「ウィズ・カリファの曲と聞いて最初は戸惑った。難しいと思ったけど、トレントと歌うから安心してた」
La'Porsha Renae & Trent Harmon - Top 6 Revealed Duet



アヴァロン・ヤング
(スニーカーマニア。頑張り屋。R&B好き)&ソニカ・ヴェイド(家族思い。医学生。インド系)
アンドラ・デイの"Rise Up"
ソニカ「アヴァロンと歌えるなんて最高。ルームメイトなの」
アヴァロン「一緒に歯磨きしてる感覚で歌える」
ソニカ「アヴァロンは堂々としてるし、声が大好き」
アヴァロン「ソニカはずば抜けて歌がうまいから、私も彼女のレベルまで上げないと」

膝を使って語るように歌うアヴァロンと、背筋が天と繋がり水が流れるように歌うソニカ。選曲が物足りなかった。
JLO「お互いを高め合ってるようなステージ。あえて言うなら、人に勇気を与える歌だから、身体で表現できると良かったと思うわ。感情を解き放ってほしかった。歌声は素晴らしかったから、あと一歩ってとこね」
ハリー「アヴァロンはリズミカル、ソニカはメロディアス。それがお互いの特性だが、今回はドラムが響く曲だから、アヴァロン向きだった。アヴァロンに期待してた歌い方と違ってた。ソニカの歌声は、何度聴いても美しくて惚れ惚れする。曲調はソニカ向きでは無かったけどね」
キース「ハリーの言う通り、君達の持ち味は違う。ソニカの声は澄んでて、天使のように美しい。アヴァロンは気負いがなく、いつも自然体だ。最高のデュエットだったよ」
Avalon Young & Sonika Vaid - Top 6 Revealed Duet

ダルトン・ラパトーニ(繊細。アイライン。家庭的)&マッケンジー・ボーグ(メガネ。スポーツマン。ソングライター)
バックストリートボーイズ"I Want It That Way"
マッケンジー「ダルトンにはピッタリの曲だ。僕には向いてないと思う」
ダルトン「マッケンジーは、シンガーソングライターだ。僕らはタイプが違う」
マッケンジー「メガネの男と」
ダルトン「アイライナーの男。エッジを効かせるよ」
マッケンジー「ソフトな部分を表現したい」
ダルトン「いいバランスだから、デュエットが楽しみだ」
シールの“Kiss from a Rose”ならもっと盛り上がった気がする。ビーバーの“ What Do You Mean?”でも面白かったかな。このステージも2人の声が溶け合って心地よかったとは思うんだけど。2人が並んで歌ってると、夏の白い雲とか海風とか線香花火が恋しくなったし。
ハリー「選曲に疑問が残る。何について歌ってるか理解してる?」
顔を見合わせるダルトンとマッケンジーのタイミングが面白い。
ハリー「全く意味不明な歌詞だよ。歌詞を理解してたのか疑わしい。意味も分からない歌を歌うのは難しいことだ。ポップスでも結構だが、無意味な歌じゃだめだ。私なら歌いたくない曲だ。アメリカン・アイドルのステージに相応しくない」ブーイング。
キース「ハリーと同じ意見。ダルトンは曲を自分のモノにするのがうまい。でも忠実に歌おうとするといただけない。君の強みじゃない。マッケンジーも同じようなタイプだ。デュオは、君達の魅力を引き出せてなかった。ソロに期待してる」
JLO「私も同じ意見。2人のアレンジを楽しみにしてたのに、原曲と変わらなかった。セオリーとしては正解よ。2人ともキュートで女の子に人気だし、でも実は間違った選曲だったの。歌い始めた時点で気付くべきよ」
3人の審査員はこの曲が好みでは無かったのね。失恋した後グダグダ言ってるように思える歌詞。解釈も、後悔か縋りつくかでも違ってくるだろうな。
ライアン「歌詞対し、ずいぶん辛口だったね。何を考えながら歌ってたの?」
ダルトン「確かに歌詞には共感できなかった。でも観客のみんなと共感できるように努力した」
Dalton Rapattoni & MacKenzie Bourg - Top 6 Revealed Duet


リー・ジャン(童顔。スケボー好き。背が低い)&トリスタン・マッキントッシュ(カントリー。読書好き。母思い)
エアロスミスの"I Don't Wanna Miss A Thing"
トリスタン「 リーと組めて超ラッキー」
リー「彼女は手強い相手だよ」
トリスタン「リーの高音は素敵。痺れちゃう」
リー「トリスタンの声は力強い。圧巻だよ。この曲はラブソングだけど問題がある」
トリスタン「リーの方が小さい」
リー「身長差が嫌だ」
トリスタン「彼とシンクロ出来そう」
出だしはあがってたリーだったけど、よい所もあった。トリスタンは声を張ると音が外れやすい。というか伴奏が合ってない?伴奏の音が外れるってないよね。今までアメリカン・アイドルで歌われた"I Don't Wanna Miss A Thing"の中で最もお粗末だったように思える。
キース「曲は大好きだよ。他の組もそうだが、2人に合う曲を探すのは難しい。音域も違うし。メロディに幅を持たせ努力はしてたが、その曲ではベストな歌声は出せない」
JLO「トリスタンは音を正確に出せてたし、パワフルだった。り0は情感を込めて歌ってたけど、あなたらしくなかった」
ハリー「ダイアン・ウォーレンの楽曲は、気持ちを込めて歌いやすい。問題はアレンジにあったと私は思う。この手のスローロックは・・・2人とも才能があるんだから工夫してくれよ。リーはギターを持って彼女の眼を見て歌うべきだった。引き付けるものが無くて普通すぎた。凄く退屈で味気ないパフォーマンスだった」ブーイング。
ギターとピアノで見つめあって歌ったら、全然違ってただろうね。 
Lee Jean & Tristan McIntosh - Top 6 Revealed Duet


トップ6の発表とソロ

ラポーシャ・レネイ(La'Porsha Renae 22歳コールセンター勤務 ミシシッピ州 マコーム) ビートルズの"Come Together" プロデューサーのジョージ・マーティン卿(Sir George Henry Martin、CBE、1926年1月3日ロンドン生まれ)は2016年3月8日に亡くなりました。
ラポーシャ「小さい頃から歌手を夢見てた。元軍人の父は『具体的な人生設計を』って。つまり、軍に入れと」
ラポーシャの姉妹、ラクリーシャとサブリナはは入隊した。ラポーシャは何度父親か言われても入隊を拒否。
ラポーシャ「生まれてくる家を間違えたと思った。でも数学のアンジェリア・ジョシュア先生に『あなたはあなたよ。ありのままの自分でいれば、道は開ける』と言われた。先生とは久しく会っていない。歌う姿を観に来てほしい」
3月8日ハリウッドのスタジオにアンジェリア先生がいらっしゃった。
アンジェリア先生「出会った時から、彼女は特別な子だと分かった。夢を叶え陽としてるラポーシャを見ると、喜びで胸がいっぱいになるわ」
ラポーシャの父エドワード「番組で歌うラポーシャを見ると、これだけははっきり言える『私の考えが間違ってた』ラポーシャを誇りに思うよ」
客席に恩師の先生とお父さんとお譲ちゃん。
宇宙の歌姫のようだわ。ハリーがロックオンされてる。最終審査最後に一緒に残ったリンディータへの歌にも思えた。
JLO「歌姫のステージに、毎回引き込まれちゃうわ。あなたの歌を聴くと、自分までカッコよくなったように感じるの。そんなカリスマ性を持てる人は少ないわ。素晴らしいわ」
ハリー「同感だ。意味不明な歌詞にも納得できた。君の御蔭でこの歌詞が理解できたよ。本当に感服する。初めて会った日から、我々は君に魅了され続けてる」
キース「ジョージ・マーティン卿の功績にも敬意を表したい。君がモノにできない曲はなさそうだな。その調子だ」
バラードが続いたので、衣装を気にせず動き回れる曲を選んだラポーシャ。堂々としてたら何でも着こなせカッコよいと分かったわ。
La'Porsha Renae "Come Together"

マッケンジー「小さい頃は、音楽とは無縁だった」
母ミシェル「スポーツが大好きで、アイスホッケー、バスケ、アメフト、野球色々してたわ」
父ルディ「スポーツ少年が、ギターを弾くようになった」
マッケンジー「バスケのチームメイトのために、初めて人前で歌ったんだ。歌を聴いたコーチが知り合いを呼び始めて、人だかりができた。コーチは僕を発掘したと思ってる。学校の壮行会で歌ったら、校内でミュージカルに出ないかと言われたんだ。バスケの後、舞台稽古に出て僕だけいつも汗だくだった」
母ミシェル「マッケンジーの舞台は素晴らしかった」
マッケンジー「スポーツでもいい緊張感が味わえるけど、ステージに立つ時の興奮は比にならない」
この甘い歌い方で、遠い昔々恋した瞬間の気持ちにトリップした。
ハリー「安心したよマッケンジー。この戦いでは選曲が重要なカギとなる。この曲はこれ以上ないほど君に合ってた。作曲したビリー・プレストンに感謝しなきゃな。しっかり感情がこもってたし、私もそれを求めてた」
キース「この曲を選んだ君は、自分をよく理解してるね。70年代の曲だけど、君が作曲したのかと思うほど、新鮮な響きで決まってた」
JLO「バラードとインディーロックを掛け合わせた感じね。古い音楽に、新しい要素を融合させてた。あなたの歌への姿勢がそれを成功させてる。ハリーの言うように、曲に入り込めることが最大の強みよ。女の子達は「私に向かって歌ってる)と思ってるわ。そこがあなたの強みよ。GJ」
MacKenzie Bourg "You Are So Beautiful"

"I Don't Wanna Miss A Thing"を歌ったのは、S7のディヴィッド・クック、S8のアリソン・イラヘタ、S10のローレン・アライナ(地方予選で)、S11のジェシカ・サンチェス、S13ケイレブ・ジョンソンだよね。アリソンちゃんとローレンちゃんを忘れたら嫌よライアン。

CM開け、審査員席でキースがお寿司を食べてたとハリーに言われてます。

今日のゲストS14優勝者ニック・フラディアーニ(Nick Fradiani 1985年11月15日コネチカット州ギルフォード生まれ ジャンル:ポップ)です。優勝時、最年長優勝者でもあるのね。
裏声が滅茶苦茶うまくなってる。リッキーがノリノリだった。リッキーがノリノリだと音が気持ちいいい。
ニック「(トップ8)彼らの感じてるプレッシャーはよく分かる。でも、二度とない機会だから楽しんでほしい。僕の人生で最高の経験をした。この戦いを存分に楽しんでくれ」
Nick Fradiani Performs "Get You Home"

** 

トレント・ハーモン(Trent Harmon 1990年10月8日生まれ24歳 牧場&直営のレストラン ミシシッピ州 エイモリー)ベン・E・キングの"Stand By Me"
トレント「僕はミシシッピの広大な農場で育った。小さい頃は馬の魅力に取り憑かれてたよ。馬の玩具やポスターに囲まれてたね。あのころは馬になりたかった。ずっと家に帰ってないから家族が恋しいよ。『応援しに来るな』と家族に頼んだ。歌に集中したいし、縁起担ぎにもなってる。そもそも家族に内緒で番組に参加したんだ。ハリウッド行きが決まってから、ようやく家族に伝えた」
スカイプ(たぶん)で、ご家族のランディ&シンディ&ランディとやり取りするトレント。
お母さま?「ベストな環境で真剣に取り組んでほしい。全力で頑張ってね」
トレント「僕の意思を尊重してくれて嬉しかったよ」
妹?「いつ行けばいいの?」
トレント「僕がフィナーレまで残れたら応援しに来て」
お母さま?「わかったわ。喜んでいくわ」
画面の妹?さんと握手するトレント。
自信をつけたトレント。動きとかロカビリーという言葉が浮かぶ。顔がもっと冷たかったらT-1000。加速してジャンプし高みに登ったトレント。
キース「服の着こなし立ち振る舞い、ステージングが洗練されてきた。ポーズを決めることよりも、魂を込めた歌が主役なんだ。カッコいい演出に頼り過ぎない方がいい」
JLO「あなたが相当なワルだって知ってたわ」
トレント「褒め言葉ですね。あなたもワルです」
JLO「最高にカッコいいわ」ハリー「惚れ込んでるな」
JLO「愛してるの。とにかく私はあなたの歌声にメロメロなの。みんな、あなたのカッコ良さに気付いたはずよ。私はあなたに夢中なの。普段はカウボーイい姿だけど、スーツの方がしっくりくる?」
トレント「バージョン2.0の僕だ。あっちは普段の姿で、これは夜のバージョンだ」
JLO「両バージョンとも好きよ。洗練された装いのあなたは勿論カッコいい、飾り気のない服装でも味がある。素朴な服の方が心の叫びが伝わってくる気がする」
ハリー「確かに上出来のステージ。メロディに乗って歌を存分に楽しんでた。リズムをうまく掴んでるが、もっと深く捉えたら歌に深みが増す。時々リズムの取り方が、表面的になってる。こんな風に(指を鳴らし見本を示す)微妙な差に見えるが、より味わい深い歌になるはずだ。ファンタスてシックなステージだった」
JLO「鳥肌ものだったわ」
ライアン「家族とテレビ電話で話してたね」
トレント「両親は、不慣れなスカイプに手こずってたよ」
ライアン「家族を呼び寄せる日か近いね」
トレント「(小さな声で)そう願うよ」
Trent Harmon"Stand By Me"

 "Ain't No Sunshine"を歌った、クリス・アレン、アーロン・ケリー、クラーク・ベッカムの映像が流れる。

トリスタン・マッキントッシュ(Tristan McIntosh 2000年4月25日生まれ15歳 学生 テネシー州ナッシュヴィル)マルティナ・マクブライドの"A Broken Wing"
トリスタン「前回歌った曲は、肺を患って闘病中の祖父に捧げる曲なの。祖父がいなければ私は存在しないわ」
母エイミー「私の父がトリスタンの才能を気付いた時から、2人で作曲や演奏を続けてきたの。父はいつも孫のトリスタンを見守ってきた。酸素ボンベを持ち私の母に車いすを押させて、あの子の歌を聴きに行ってた」
トリスタン「客席にお祖父ちゃんを見つけたら『お祖父ちゃんに贈る曲よ』って必ず言うの。笑ってくれるから祖父は会場に来られないけど、テレビの前で微笑んでくれてる」
祖父カール「お前は最高のシンガーで、最高のパフォーマーだ。いつも言ってただろ?やっとわかった回。お祖父ちゃんから愛を送るよ」
スチールギターの音色が懐かしい。スコットが優勝させたいのはトリスタンだろうな。トリスタンの強気の顔がいい。
JLO「カントリーがしっくりくる歌声。思いつく限り、最高の選曲。最後の高音は私は評価する。決めるべき舞台できっちり決めてきた」
ハリー「君が歌うカントリーは私もお気に入りだ。歌手の女性はなぜ唸った?2番目の最後でカーいぇんが揺れてるがその後は?」
トリスタン「姿を消したのかしら。分からないわ。全てを投げ出したのかもしれない」
ハリー「どうしようもなかった」 トリスタン「ええ」
ハリー「いい出来だったよ」
キース「映画『バードマン』みたいだ。最後が謎だらけだ。選曲が素晴らしい。君のための曲のようだ。お祖父さんとのエピソードがいいね。私もカントリーは父の影響なんだが、父が去年亡くなって心に響いたよ。マルティナ・マクブライドのアルバムも出るしね。グレートジョブ」
Tristan McIntosh"A Broken Wing"
残り4人がステージ上に並んでます。ソニカ、ダルトン、アヴァロン、リーの4人。なぜこの4人なんだろう。優勝候補の4人と紹介されても納得する。
トップ6入りはダルトン。

CM開け、残り4人がステージ上に並んでます。ソニカ、ダルトン、アヴァロン、リーの4人。なぜこの4人なんだろう。優勝候補の4人と紹介されても納得する。
トップ6入りはダルトン。

ダルトン・ラパトーニ(Dalton Rapattoni 1996年2月6日生まれ 20歳ボーカルコーチ テキサス州ダラス)ビートルズの "Eleanor Rigby"
ダルトン「典型的なテキサス郊外の街で育った。母は絵にかいたような主婦だった。学校の送り迎えに、美味しいお弁当と夕食。みんなが想像する母親像だ。でも昔は違ったよ。80年代にはパンクに傾倒してた」
母キヴァ「高校時代の私と友人は、周りから浮いた存在だった」
髪の色が巨峰色、藤色、コバルトブルー金色と複数の色に染められてきれい。
ダルトン「パンク好きだったんだ。凄い迫力だったよ。超クールなのに、僕が音楽を始めるまで正体を隠してた」
母キヴァ「お気に入りの曲を入れたMP3プレイヤーを上げたの」
ダルトン「デッド・ケネディーズ、セックス・ピストルズ、ザ・クラッシュ」
母キヴァ「思いつくままよ」
ダルトン「ステージに立つようになり、おしゃれに目覚めた」
母「私の皮のトレンチコートを着てたわ」
ダルトン「ヴァンパイア・ハンターみたいでクールだ」
母「革のパンツもあったけど、お尻が合わなくて断念してたわ」
歌の解釈として孤独と混乱が凄い勢いで伝わってきた。ダルトンの掘り下げ方に脱帽する。
ハリー「いいね。手応えを感じてるな。文句なしの選曲だった。音程を極限まで上げたのも良かった。あれ以上上げてたら高すぎただろう。君がこの曲をどう歌うか興味津々だった。この曲を知らない若者もいるだろう、彼らに見事な形で知らしめてくれた」
キース「クール。君のステージには芝居的要素があって気に入ったよ。この曲が持つダークな面をうまく引き出して伝えてくれた。強烈な印象を残したな」
JLO「これぞ。私達が求めてたものよ。スターのステージのように物語性があったし、ラストの秀逸だった。予想外の高音で最後見事に決めた」
ダルトン「怖かったよ」
JLO「そうだろうと思うわ。終盤は疲れてきて、高音が出にくくなる。でもあなたは果敢に挑み、見事に歌い上げた。みんなを圧倒させたわ」
ダルトンは素直なんだわね。審査員の言葉で顔を曇らせたり、破顔したり、怖いと正直に言ったり。
Dalton Rapattoni "Eleanor Rigby"

ボトム3の中から1人だけトップ6入りになります。

アヴァロン・ヤング(Avalon Young 1994年7月16日生まれ21歳給仕 カリフォルニア州サンディエゴ)マイケル・ジャクソンの“PYT (Pretty Young Thing)”
母クリステン「アヴァロンは1994年7月16日に生まれた。声を発するようになると、黙ることが無かったわ」
アヴァロン「子供の頃はお転婆だった」
母クリステン「男の子とばかり遊んでたわね」
アヴァロン「7歳でギターを手にすると、引きながら歌うことに夢中になった。表現に無限の可能性を感じたの」
母「7~8歳の時、強迫性障害を患ってることを知った」
アヴァロン「私の不安がチック症状として現れたの」
母「症状は様々で、咳払いをしたり、鼻や眼が動いたりするわ。音楽に没頭してる時は症状が消えた」
アヴァロン「ウィンクと間違われた時もあるわ。歌ってる時は不思議と平気なの」
父ポール「どんな困難でも娘は勝つ」
母「娘がこのまま音楽の道に進めることを祈ってるわ」
いた!あの丸顔のギター男性。私のお気に入り。
アヴァロンの声がエレン・デジェネレス に聴こえる。気さくで心全開で歌ってるように思えるんだわ。
キース「私には理解できない。いつも君は観客と一体になってるのに、なぜボトム3に入ってしまうんだろう。画面を通すと、一体感が薄れるのかな。次回の残れたら、視聴者に届く歌を聴かせてくれ」
JLO「あなたは生まれついてのパフォーマーなのに、2回続けてボトム3になった。私達もあなたを評価してるのに。今回勝ち残ることができたら、少し冒険しても良いかもしれない」
ハリー「バラードの様な選曲も良いだろう。君は物おじしない、誰にも真似できない特別な声を持ってる。足りないのはリズムに乗った動きだ。今のはステージを歩き回ってるだけ。バンドが見せたような動きがほしいんだ」
JLO「肩に力を入れろという意味じゃないの。切れのある動きがみたいだけよ」
Avalon Young“PYT (Pretty Young Thing)”


リー・ジャン(Lee Jean 1999年9月10日生まれ15歳学生 サウス・カロライナ州 ブラフトン)ビートルズの“Let It Be”
リー「父の都合でよく引っ越した。自分の居場所がなくいつも独りぼっちだった。中学1年でノースカロライナに移った」
母ヴェロニカ「内気なリーに転校は負担だったの」
リー「僕の世話係だった生徒しか話相手はいなかった」
兄ダレル「弟は家に友達を連れてこないし、学校のことも話さなかった」
リー「殻に閉じ籠ってた」
兄ダレル「だがある日嬉しそうに帰ってきた」
リー「歌ってたら、同級生に言われたんだ『あなた上手ね』って。その子は僕を運動場に引っ張り出し、みんなの前で歌うよう言った」
兄ダレル「弟の人生は一変した。パーティに欠かせない存在になった」
リー「友達の御蔭で僕の人生は変わった。大勢の前で歌って度胸がついたから、番組に応募出来た」
兄ダレル「昔の弟を知ってる兄としては、世間の注目を浴びる弟を誇りに思うよ」
リー・ジャンの熱い思いは表面に出にくい。感情を抑え込むことを知ってしまった哀しみがあったからだと思う。だからこそ歌声が心に静かに届き大きく広がる。歌声が熟成されてるのに若々しい。出だしの歌声はとても良かった。中盤に少し迷いを感じてしまった。
JLO「リー、あなたは恵まれている。独自のスタイルがあるし、声も素晴らしい。今のパフォーマンスは素晴らしかったけど、物足りなさも感じた。将来が懸ってるんだから、もっとどうどうとうたってほしかった。音程も怪しかった」ブーイング。
ハリー「リー・ジャン、同じような名前のマスタードがある。CMに出たらいい。情感たっぷりに歌ってた。歌詞の世界に入り込んでるのが良かった。でも君にしては珍しく音程が外れてた。君は耳がいいのにどうしたんだい」
キース「16歳の時、オーストラリアで同じような番組に出たことがある。どうしようもなく緊張して、音程が外れてしまったよ。今回の君のようにね。君には才能がある。これから克服していけばいい」
Lee Jean“Let It Be”

ソニカ・ヴェイド(Sonika Vaid 1995年8月4日生まれ20歳学生 マサチューセッツ州マーサズヴィニヤード)ホイットニー・ヒューストンの "I Have Nothing"
ソニカ「子供の頃ママが子守唄を歌ってくれた」
母アンナ「ソニカは生まれた時。自然と口から出てきた名前なの。『黄金』と言う意味なの」
ソニカ「音楽一家よ。母の父は独学でオルガンと歌を学んだ。祖父が母に歌を教え、母が私に教えたの。母はポリウッド映画で歌ったこともあるの。私は子供の頃から歌が好きだったけど、歌の道に進むのが怖くて学業を選んだ」
母「1年前ドライブ中に、人生で一番やりたいことを訊いたの。すると歌だと答えた。『一度だけ、全力をぶつけたい』とね。「」
ソニカ「私の人生には、音楽が欠けてた」
母「娘には幸せになってほしいし、どんな道も応援するわ」
ソニカがボトム3になるなんて思ってもいなかった。この才能をもう帰す?リーとアヴァロンがこの曲で踊ってるのがかわいい。
痺れた、もっと長く聴きたい。
ハリー「ソニカ深呼吸して。この曲は番組が始まって以来6回歌われた。どれも見事だった。リスクが高いが見返りも大きい。あまりにも有名なホイットニーの曲だからね。私の感想は、よかったよ」
キース「偉大な曲だよね。君の声はゴージャスだし、もし次に進めればその調子で、さらに自分を解き放ってほしい。歌声は文句なし」
JLO「ホイットニーの中でも大好きな曲よ。かなり難しい曲だけど、うまく歌えてた。こういう曲は審査員泣かせなの。これから判定を下すのが一苦労だわ」
Sonika Vaid "I Have Nothing"


ライアンにボトム3に入ったことを訊かれ。
アヴァロン「前回と同じで大変だったけど、トップ6でもボトム3でも、精いっぱい歌うだけよ」
ソニカ「今の自分の気持ちを歌に込めて歌ったわ。パワフルな歌詞の内容が一層切実に感じられた」
リー「個々に立てるだけ光栄だ。亡くなった兄に歌を捧げた。兄が夢に出てきたから、この曲を選んだんだ。この曲を聴く度に兄のことを思い出すありったけの思いを込めた歌った。曲を感じたかった。僕の歌が、誰かの人生に影響を与えられたら満足だ」
ライアン「ハリー、誰を救う」
「キツイな」キースのつぶやきをマイクが拾う。
ハリー「回を追うごとに大変になる。素晴らしい候補者だらけだからね。審査員が救うのはソニカ」
誰が残っても帰っても辛い結果だった。
来週のゲストは、アダム・ランバートです。

2016年3月7日のビルボードの記事によると、ケリー・クラークソンが100回目のチャート1位になりました。
アメリカン・アイドル出身者でこれまでチャート1位になった人は下記の通りです。数字は1位になった回数。
S1優勝 ケリー・クラークソン、100
S4優勝 キャリー・アンダーウッド、83
S5トップ4 クリス・ドートリー[ドートリー]、40
S3優勝 ファンテイジア、35
S5トップ9 マンディーサ、25
S11優勝 フィリップ・フィリップス、20
S3トップ7 ジェニファー・ハドソン、17
S2優勝 ルーベン・スタッダード、16
S2準優勝 クレイ・エイケン、12
S11トップ7 コルトン・ディクソン、12
S10優勝 スコッティ・マクレアリー、 12
S8準優勝 アダム・ランバート、10
S7優勝 ディヴィッド・クック、8
S3トップ3 キンバリーロック、8
S1準優勝 ジョシュ・グアリー、7
S6優勝 ジョーダン・スパークス、7
S7準優勝 ディヴィッド・アーチュレッタ、5
S8トップ3 ダニー・ゴーキー、5
S5トップ7 ケリー・ピックラー、5
S8優勝 クリス・アレン、4
S5トップ3 エリオット・ヤミン、4
S5優勝 テイラー・ヒックス、3
アメリカンアイドルのファイナリスト、2
S4準優勝 ボー・バイス、2
S7トップ4  ジェイソン・カストロ、2
S5トップ8 バッキーコヴィントン、2
S6準優勝 ブレイクルイス、2
S6トップ10 クリス・スライ、2
S10トップ6 ケイシーエイブラムス、1
S5トップ5 パリス・ベネット、1
S3準優勝 ダイアナ・デガルモ、1
S9優勝 リー・デワイズ、1
S1トップ4 タミヤ・グレイ、1
S9トップ3 ケイシージェームズ、1
S11準優勝 ジェシカ・サンチェス、1
S3地方予選で人気大爆発 ウィリアム・ハン、1

1位が4回でも、クリス・アレンが何カ月もトップ20に入ってた記憶があるんですよね。名前が入ってない出身者もチャートを賑わしてました。
今シーズンの出身者の名前を見つける未来を楽しみにします。


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コメント 4

ロシアンブルー

今回はトレントが断トツに感じました(^^)優勝しそう。
リーはちょっと感情移入し過ぎたのかな^^;全てが不安定に聴こえました。
ソニカ、危なかったですね。やっぱり、ホイットニーやセリーヌディオン系の候補者は苦戦するのかな^^;
by ロシアンブルー (2016-03-22 21:46) 

みなみ

視聴者投票は恐ろしいですね~。
先週はオリヴィアがまさかのアウト!
今週はボトム3にソニカが・・・。

ダルトンのソロ、カッコよかったぁ♪♪♪
ヴァンパイアハンター!
半分ヴァンパイアの血が流れてるの。
どこか悲しげなダルトンにピッタリ。
彼にはロックもたくさん歌って欲しいです。

ダルトンのお姉さん美人過ぎる!
by みなみ (2016-03-22 22:54) 

あぁ

ロシアンブルーさん、ありがとうございます。
トレントの凄さは伝わり難いかと思ってたのは杞憂でした。
飄々と難しい音も決めていくのは何なの。
毎回トレントに驚かされてる。

歌いあげる曲は、聴き手が置いてかれちゃう場合が時にあるからだろうか。
ソニカその美しい歌声を生かし、どうにか残ってほしいと思うのです。

リーは考えすぎちゃったかな。
もっと若さを生かし無邪気に取り組んでも良かったと思うわ。

by あぁ (2016-03-23 19:41) 

あぁ

みなみさん、ありがとうございます。
ダルトンの口から「ヴァンパイア」と聞けて大変満足でございます。
ヴァンパイアでもヴァンパイアハンターでも
グリムでもヴェッセンでも、ウィンチェスターでもダルトンならOKよ。
ダルトンのお母さんも美形ですものね。
ダルトンならどんな曲もロックにしてくれそう。
とは言っても、王道のロックを歌ってほしいですわ。

ボトムの発表に打ちのめされてます。
by あぁ (2016-03-23 19:55) 

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