アメリカン·アイドル14 #18 女性トップ12→8

アメリカン・アイドル シーズン14、フィルモア・デトロイトから女性トップ12の結果発表です。
視聴者投票で選ばれた8人はステージに上がり次回進出を懸けてモータウンの曲を歌います。
ライアンに名前を呼ばれずステージで曲を披露できなかった4人が番組を去ります。
女性も残ってほしい人が帰ることになるとは。

審査員はジェニファー·ロペス(Jennifer Lopez ニューヨーク州ブロンクス)、キース·アーバン（Keith Lionel Urbanニュージーランド ノースランド ファンガレイ）、ハリー·コニック·ジュニア（Joseph Harry Fowler Connick, Jr. ルイジアナ州ニューオーリンズ）。司会はライアン・シークレスト（Ryan Seacrest　ジョージア州ダンウッディ）。

最初に名前を呼ばれたのはティアナ。
ティアナ・ジョーンズ（Tyanna Elise Jones　1998年2月24日）フロリダ州レジデンス　サンフランシスコ予選　17歳学生　ジャンル：ポップス　
ボビー·デイ/マイケル·ジャクソンの “Rockin' Robin”
意外な選曲だった。同じマイケルでもジャクソン5から歌うかと思った、というか聴きたいのがジャクソン5だった。が、ティアナ突き抜け弾ける歌声に浮き浮きする。

キース「最高の幕開け。パーフェクトな選曲。音程もバッチリ」
JLO「モータウン全盛期のステージみたいだった」
ハリー「繊細でいて力強い。一つ質問がある。歌えない曲はある？」
ティアナ「えーと、あのー」
キース「無いよね」
ハリー「完璧な答え」
“Rockin' Robin” が歌え客席を盛り上げることができるティアナなら歌えない曲はない。この曲って失敗したら独りよがりになって、聴き手置いてきぼりの難しい曲だと思うから。

Tyanna Jones “Rockin' Robin”

2番目に呼ばれたのはローレン。
ローレン・ロッタ（Loren Sharice Lott　1992年9月9日）カリフォルニア州サンディエゴ　ナッシュヴィル予選23歳女優/モデル　 ジャンル：オペラ、クラッシック、ポップス
マイケル·ジャクソンの “I Wanna Be Where You Are”
ファンキーで良かった。ローレンのの明るく強く自分を鼓舞してるとこが好きなんだわ。挫折も数多くあったろうに、この明るさや喜びの大きさははその裏返しに思うのよ。

JLO「歌を聴いてて凄く楽しかった。あなたは魅力的、天性の才能がある」
ハリー「楽しさが伝わってきた。君のステージで戦いのハードルが上がった」
キース「モータウンをここデトロイトで聴けて最高だ、ベイビィ」

Loren Lott “I Wanna Be Where You Are”




マディ・ウォーカー（ Madisen “Maddie”Walkerr　1998年1月30日）アイオワ州アンキニー　ニューヨーク予選 17歳高校生　S13から再挑戦　ジャンル：カントリー
ジャクソン5 の“I'll Be There”
ブライスちゃんも残った。出だしでグッときた。無理に張り上げない歌い方も良かった。

ハリー「今のステージで、君の実力を疑う人はいなくなったろう。技術面から２点、１つはロングトーンで音程が正確な時と外れてる時があった。これは訓練で習得できる。もう１つは強弱。中盤で変化をつけメリハリを」
キース「選曲も良く君らしく歌えた。音を伸ばすか所で小節を回さなかったのはいい判断。緊張してたようだけど、緊張を解くコツは歌詞に集中すること。技術的な事を考えないようにすればリラックスできる」
JLO「この曲はピュアなイメージがあるけど難しい曲なの。上出来だった」

Maddie Walker “I'll Be There”



アレサ・フランクリンがトップ24にアドバイス。


アレサ「困難に立ち向かえるよう、心と体を磨きなさい。私はローラースケートで体を鍛えたわ。キャリアを潰す様な事には関わらないのが賢明。ビジネスに関心を持つことも大事」
キャサリン「御自身の曲の歌詞を忘れた時の対処法はありますか？」
アレサ「関連する適当な言葉を使うの。思いつきで。エド・フィッツジェラルドは歌詞を忘れた時、即興で歌うのが得意だったわ。私は忘れたことないわ（笑う）。　50年前、モータウン所属のスモーキー・ロビンソン、ダイアナ、グラディス、そう私達は試練を乗り越えた。あなた達も大丈夫。ブチかますのよ」
Aretha Franklin＆TOP24




ジョーイ・クック（Joey Cook　1991年8月2日）バージニア州ウッドブリッジ/現在ルイジアナ州ニューオリンズ　　カンザスシティ予選（祖父に促されアイドルバスの予選を受ける）　カンザスシティ予選　24歳ストリートミュージシャン 楽器：アコーディオン、ウクレレ、ピアノ、バンジョー、マンドリン　ジャンル：フォークパンク
ミラクルズの“Shop Around”
ライザ・ミネリも入ってる。見てて飽きないジョーイ。

キース「興奮状態だと見て分かるよ」
ジョーイ「（顔の横で右手をパッと開き）何だかもう」仕草をマネするJLO。
キース「私の曲で勝ち進んで凄く嬉しい。今日も君らしいアレンジに仕上がって、次回も君のステージが見られるのが楽しみだよ」
JLO「あなたは個性的で素晴らしい歌い手。歌を通して、自分の感情を表現することを恐れない。本物のアーティストは観客に心をさらけ出すのよ。それがエンタテインメント」
ハリー「君の際立った個性は魅力的だ。確立した個性は弱点にもなり得る。君のドレス、歌詞の発音でさえ独創的。完成された個性は飽きられやすい。今後どうなるか興味津津だ」
ジョーイ「私も知りたい」
舞台袖に下がりカメラに向かってメッセージ。
感謝を述べた後ジョーイ「みんなと違ってるからって気にしないで。前向きで行きましょう」
ジョーイそこが好きだよ。

Joey Cook “Shop Around”

サリナ-ジョイ・クロヴ（Sarina-Joi Crowe　1995年6月27日）テネシー州コロンビア　ナッシュヴィル予選ミュージシャン　15歳からS10、12、13と4度目の挑戦のサリナ。
ミラクルズの“You've Really Got A Hold On Me”
美しい歌声に混じる唸り、なんでも歌える。日本の演歌をサリナで聴きたい。

JLO「歌唱力は本物ね。脱帽するわ。諦めず番組に参加し続けた熱意と、歌唱力も群を抜いてる。あなたの才能は別格ね」
ハリー「素晴らしい歌い手。笑顔も天下一品。ギター演奏だけの心憎い演出。君は音程や調子が最後まで乱れない」
キース「音程に安定感がある。名前呼ばれた直後なのに、平静さを保って歌い切ったことに感心した。動じない君は立派だ」

Sarina Joi-Crowe “You've Really Got A Hold On Me”

アダナ・デュリュ（Adanna Duru　1996年10月8日）カリフォルニア州ダイヤモンドバー　 サンフランシスコ予選 19歳大学生 ジャンル：R＆B、ソウル、ポップス、ダンス、ロック。NBC"The Voice."シーズン3の出場経験あり。
ライオネル·リッチーの “Hello”
勝気な御姫様の顔。アダナの抑えた歌い方が好き。言葉を噛み締めて歌うから、狂おしい切なさが伝わってくる。前回の様に、途中で変身するアダナもまた見たい。

ハリー「素晴らしいステージ。歌詞に感情を込め歌の世界感を見事に表現した。ただイントネーションに気をつけて。表現力があっても音を外したら台無し」
キース「曲の終盤で観客の体が動いた。私も思わず体が自然に動いた。曲をモノにしてる証拠だ。感情がこもってたから、歌の世界に引き込まれた」
JLO「今までと比べたら物足りない。今回の曲はあなたの声に合ってない」

Adanna Duru “Hello”

 

ジャックス（Jax Cole　1996年1月4日）ニュージャージー州イーストブランズウィック　　ニューヨーク予選　19歳ミュージシャン　ジャンル：ロック、ポップス
マーヴィン·ゲイ＆タミー·テレルの"Ain't No Mountain High Enough"
ジャックスにしか出来ない憂いを帯びた"Ain't No Mountain High Enough"だ。やり過ぎて面白味が無かったかな。弄らず、そのまま歌ってもジャックスの良さは出るのにな。アレンジしたい気持ちも分からないでもないけど。
そしてどこかで見たドレス。白と金に見えるか、青と黒に見えるかで話題になった例のドレス。光の加減と言え、なぜ白と金に見えたんだろう。こんなハッキリ青と黒なのに。

キース「君の最大の魅力は、独創的で芸術性に優れてること。ソウルフルな歌は唯一無二」
JLO「知名度の高い曲を歌う時は、個性を出しつつアレンジし過ぎない事。原曲の良さが消えてた。聴き手が原曲の雰囲気を楽しめるくらいの方がいい」
ハリー「声も良いカリスマ性もある。今は視聴者が求める歌を披露すべき。今日のアレンジは正直退屈」

Jax “Ain't No Mountain High Enough”



最後の1人がアレクシス。
アレクシス・ゴメス（Alexis Sarah Elizabeth Gómez　1992年5月20日）オハイオ州デイトン 　カンザスシティ予選　23歳ライト州立大学シニア学生　ジャンル：カントリー、ヒッピー、メキシコ音楽　楽器：ギター、ピアノ、バンジョー、ベース、ドラム
フォー·トップスの "I Can't Help Myself (Sugar Pie Honey Bunch)"
今日も裸足で歌う。この曲はハリウッド審査の課題曲でもあった。やっつけグループの方が今日のアレクシスよりずっと良かった。こんなステージ見せられたら帰る4人は余計辛いだろうよ。

JLO「私は表現力や観客との一体感の評価を担当してる。技術的な事はハリーとキースに任せてるけど、今のステージは音程のズレが不快だった」
ハリー「今日は今一。感情をコントロールすることを習得すること」
キース「選曲の良し悪しが明暗を左右する。今日は失敗」

Alexis Gomez “I Can't Help Myself (Sugar Pie Honey Bunch)”

チャーミングなシー・スコット（Shana “Shi” Scott　1995年5月4日）メリーランド州ベルキャンプ　ニューヨーク予選、素晴らしい歌声のキャサリン・ウィストン（Katherine Winston　1996年6月5日） マサチューセッツ州レノックス　ニューヨーク予選、愛らしいラヴィ・ジェームズ（“Lovey ”　Kirsten James 1997年11月15日）オレゴン州ポートランド カンザスシティ予選、お気に入りでブルースロックを極めてほしいシャノン・バーシウム（Shannon Berthiaume　1997年6月1日）ミネソタ州セントポール　ミネアポリス予選が帰ります。
選曲と歌う順番が響いた。この4人の歌はまだまだ聴きたかった。　

来週はハリウッドの戻り、トップ12の発表です。

タグ：アメリカン·アイドル14 フィルモア・デトロイト モータウン

コメント 2

概ね皆良かった＾＾レベルの高い争い。だから、無難に歌い終えた者や音程取れなかった者が落ちちゃうのかな。。。
ジョーイはアコーディオン持ってない方が好き＾＾
サリナの歌にグッと来ました。
アダナには更にグッと来た。なのに、JRO　何言ってんの？
原曲を知ってる者はどうしても原曲に囚われてしまう。知らない私はJAXの歌を充分堪能出来ました＾＾
え？え？え？この４人が落ちちゃうの？！と愕然。厳しいな。。。

by ロシアンブルー (2015-03-17 14:28) 

※ロシアンブルーさん、ありがとうございます。
モータウン好きとしては贅沢に
アレンジなしでジャックスが聴きたかった。

意外な4人が帰っちゃった。
帰るに相応しい人なんていないけど、心痛む結果です。
by あぁ (2015-03-17 23:58)