アメリカン・アイドル12#32トップ4-2@Now & Then：八月のプール：SSブログ

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アメリカン・アイドル12#32トップ4-2@Now & Then　[American Idol season12] [編集]

Cazzetteの"Beam Me Up"で始まったアメリカン・アイドルシーズン12、再びトップ4です。ヘイリーがいる。
前回、結果発表放送時間僅か数分での説明で、脳みそに心が置いてきぼりだった。一週でも多く歌を聴けることは嬉しい。今日のトップ4を振り返って「音程が」とかちっとも思わず歌が聴けることを楽しめちゃったよ。誰が優勝かより、明らかに楽しむことにシフトチェンジしてた自分にびっくりした。

今日のテーマは、今年のヒット曲とスタンダード曲。街中で流れてる聴き馴染んでる曲と、どこかで聴いたことあるぞの曲で嬉しいテーマです。

審査員はキース·アーバン（Keith Urban）、ニッキ·ミナージュ（Nicki Minaj）、ランディ·ジャクソン（Randy Jackson）、マライア·キャリー（Mariah Carey）。ホストはライアン·シークレスト（Ryan Seacrest）。
アメリカ時間5月9日にランディのアメリカン・アイドル降板を、ランディ自ら発表しました。前日にマライア・キャリーとのマネージメント契約を解除していたため、ファンの憶測に応える形での発表になりました。

今週の指導者は、S9トップ5から2度目になるハリー·コニック·ジュニア（Harry Connick Jr. 1967年9月11日ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれ　185ｃｍ）です。今回『コピーキャット』でのイメージは薄れてた。シーズン9の頃はハリーが出ると、脳内でビーコンがなっちゃってた。

top4-2 Harry Connick, Jr..png

♪1曲目：今年（2013年）のヒット曲

アンジェラ“アンジー”ミラー（Angela “Angie” Miller 1994年2月17日19歳）フードサービス　マサチューセッツ州ベヴァリー NYC予選　ジャンル:ポップ、クリスチャン・ミュージック、ロック　楽器:ピアノ。楽器:ピアノ。
リアーナ"Diamonds" 2012年9月27日リリース
ハリーとの掛け合いが面白かった。2人ともノリが同じなんだろうな。
全く持ってアンジーと選曲の趣味が合う。うっかりDVDまで買っちゃうほど好きだリアーナ。リアーナと違うアプローチと、アレンジが良かった。打楽器（コンガ？）が入ると心臓の鼓動の様で、切ない瞬間を思い起こさせた。色んなお手本にしてるアーティストを意識してしまった感も見受けられ残念。アンジーはアンジーで良いのに。
キース「リアーナではこの曲が特に好きなんだ、アレンジで物足りなく感じた」
ニッキ「いつものピアノの弾き語りと別物。体で表現しようとして、心が入って無かった」
ランディ「君の音域を生かせるアレンジじゃなかった」
マライア「誰もが聴いたことがある曲の大胆なアレンジは、嫌がられる傾向にある。それを承知であなたは、"Diamonds"の新たな面を見せようとしたのね」
またニッキとマライアイチャコラしてるる。

アンバー・ホルコム（Amber Holcomb　1994年3月17日19歳）テキサス州ヒューストン　BTR予選　ジャンル:R&B。
P!nk ft. Nate Ruess" Just Give Me a Reason" 2013年4月12日リリース
ハリー「アンバーは人を引き付ける何かがある。歌詞を忘れてもハミングでも良いくらい。スナップしながら身体全体で表現してた」ハリーにそこまで言わせるアンバー。
ピンク姐さんだからこそ生きる曲だと思ってたから、ちょっと選曲として弱いかと心配だった。アンバーに戸惑いの表情が見えたのが、結果発表の影響かと心痛い。
ニッキ「練習では心の赴くまま音に身を任せてた。練習と違って感情のムラがあった。」
ランディ「あれこれ考えすぎ不安になってるんじゃないか？リハーサルとのリラックスと違ってた」
マライア「覚えたばかり難しい。自信を持って突き進むのよ」
キース「音域リズム歌詞ピンクはもっと評価されていい歌手。音域も高低差があり、苦労してたのが見て取れた。リラックスして歌うのは場数も必要だし、カメラや観客の前では緊張はするのは当り前さ。最初から最後まで澄んだ声で歌って、まるで自作の様に聴こえた。いい出来だった」
キースの着てるのはトップギアのTシャツが、妙にほしくなる。

キャンディス·グラヴァー（Candice Glover　1989年11月22日23歳）旅行コーディネーターサウスカロライナ州セントヘレナ島　 CLT予選　ジャンル:R&B。
ブルーノマーズ"When I Was Your Man" 2013年1月15日リリース
キャンディス「男性が主人公の歌だけど、彼の物語を語るように歌おうと思う」
ハリー「性別が違う歌を歌うのは難しい。私は女性の曲は男性版に変えて歌う」
ハリー、日本では昔。見目麗しくないおじさん達が女性の歌を歌って流行ってたんです。陶酔して歌ってて、恐ろしかったんです。歌詞もめちゃくちゃ恐ろしいんです。
ポップが苦手なキャンディスをからかうハリー。
ブルーノの持ってる切なさとか痛みとかセンチメンタル加減が好きなんだ。キャンディスの一番の強みは、語り手として優秀、これに尽きる。「経験こそ大事。経験してないことを語るべきじゃない」と意見を述べた人に「私は経験してないことでごはん食べてますね」といったクレオパトラに取り組んでた作家を思い出す。学生だった私は、ぼ~とやり取り聴いてた。経験不足と言われてたし、想像力で補える程の経験も不足してると自覚あったから。今は少し前進した程度で。
ランディ「選曲は大事だが、性別を超てる。君には選曲は関係ない」
マライア「どんな曲も自分色に染める」
キース「男性が主人公の歌だって歌える君は、キリンが主人公でも歌える」
ニッキ「立ちあがって称賛すべき出来栄え。助言が生かされ、現代のR&Bシンガーのステージそのもの」

クリィ・ハリソン（Kree Harrison 1990年5月17日22歳）デモシンガー　テキサス州ウッドビル OKC予選。ジャンル:カントリー　楽器:ギター。
キャリーアンダーウッド"See You Again" 2013年4月15日リリース
ハリー「セクシーで文句なし。CD出すなら協力は惜しまない」
この曲のMVも知ってて歌うんだねクリィ。いつもどこかで思ってるよね。
曲そのものに関しては、凄い賭け。ほんの4週間前トップ7のゲストで来たキャリーが歌った曲。普通なら比べられまくるから避けるだろうに。
クリィが「夢で良いから、また会いたい」って言ってるように聴こえた。
マライア「曲に入り込んで没頭してた。魂が伝わった。本物のシンガー」
キース「演出とミスマッチ。小さくまとまり過ぎた。でも歌声は文句なし」
ニッキ「素晴らしいステージだったわ。目で語りかけてた。歌の世界に真摯に向かい合ってた」
ランディ「声質歌唱力すばらしい」
あれは夕日を表現してたのか、太陽のコロナなのか。もっとシンプルな夕日で良いと思う。せっかくの歌なのに気が散る。

♪2曲目：スタンダード
60人以上のアーティストにカバーされてる曲もあるため、最初に歌った方の名前と公開（または記録）された年を参考までに書いてみました。

アンジェラ“アンジー”ミラー
ガートルード·ローレンス"Someone to Watch Over Me"1926年（大正15年）10月29日
記憶の箱が撒け出た。小説の中に出てきた曲が知りたくて、背伸びしてサラ・ヴォーンを聴いていた。年末読んだパトリシア・コーンウェルの本の中にケリー･クラークソンの名前を見つけ喜んでたっけまで。記憶が撒き散らかってしまった。
ハリー「やり過ぎは逆効果」出来る人はやりすぎちゃう。
キース「スタンダード曲とは言え、往年にもほどがある曲を、美しく歌い上げた。優しく澄みきって美しい」
ニッキ「ディズニープリンセスみたい。容姿、佇まい、声美から女と野獣とか連想しちゃう。それにブロードウェイでも通用しそう、良いステージ。高音になった途端、気合が入るのは気をつけて、最初からその勢いで歌って」
ランディ「美しいジャズナンバー。難しいパートも楽々こなした上出来だぜ」
マライア「この曲を選んでくれて嬉しい。どんな時も心を込めればいいのよ」
お互いにちょっかい出すお約束なのかマライア。ニッキがマライアを敬愛してるって"When You Believe"で分かったから。

アンバー・ホルコム
ミッツィ・グリーン"My Funny Valentine" 1937年（昭和12年）
この曲に関しては何年か前に記事にした。今もその気持ち。アンバーの年ごろには、欠点は欠点のままで下手すれば冷める。それが、自分自身が欠点だと思ってたことを「そこがいい」と言われた日から考えが変わった。そういえば、人によっては欠点に映るとこが愛おしいって気がつく。そこもひっくるめ全てが好きになる。
ハリー「素直に指摘を受け入れるアンバーは偉い」本当に。
ラスベガスで歌ったこの曲をまた聴けて嬉しい！
鳥肌だった。泣けてきた。審査員総立ち
ニッキ「ほころびかけた赤いバラが咲いた。本当に素敵。セットも衣装も柔らかい雰囲気も完璧」
アンバーもパパも泣いてる。歌の世界に入り込んで、それが聴き手にも伝わった瞬間とこの絶賛。でも最後かもがよぎってしまったのか。
ランディ「君の才能に確信をもったはずだ。信じられない才能だ。自分に誇りを持つんだ」
マライア「お礼を言うわアンバー」
キース「観客とつながって自信を持ってからが素晴らしかった」

キャンディス·グラヴァー
ハリー·ジェームズ/ビリー·ホリデイ "You've Changed" 1941年（昭和16年）/1958年
ハリー「恋愛において最も辛いのは、相手の心が自分から離れてく瞬間。　私ならメロディ通りに歌う。相手のことを思いながらね。歌詞を丁寧に歌う」「歌詞を理解することは小細工するより大切な事」うなりました先生。
私はキャンディスの低音が好き。審査員総立ち。
ランディ「こぶし云々じゃなく、感情が大切。まいるす・ディビスが『テクニックより、曲を感じることが肝心だ』と教えてくれた。キャンディスもアンバーも、こぶし回しは自然な事なんだ。教会で歌って育ったからな。君らしく最高だぜ」
苦手なコブシもたまにあるけど、沖縄民謡独特の節回しはとっても好き。感動でぷるぷるする。
マライア「今すぐキャンディスのこの曲をダウンロードしたい。天性の歌声。コードチェンジのある曲は特に才能が発揮される。極上のステージ
キース「コントロールが効いて、力強く立派な出来」
ニッキ「（3人の審査員の意見に）なにも付け加えることは無いわ。ライアン、どうぞ」

クリィ・ハリソン
エセル・ウォーターズ"Stormy Weather" 1933年（昭和8年）
ハリーはメロディと歌詞を大切にする人。美しいメロディはシンプルに歌ってほしい。目を瞑って自己陶酔し、がなって歌わなければが最低ラインだけど。
ちょっと退屈だった。ドレスは素敵。AIの葉加瀬太郎を確認。
マライア「もっとブルージーな曲を期待した。この曲ではあなたの才能が発揮できない。“God Bless The Child”とかなら心に響いたかも。ハリーの話を聴いた所為か先入観を持ったかもしれないわ」
キース「ハリーの助言に賛成。メロディや歌詞によっては、テクニックがj邪魔になる。得にこういう曲は。とは言っても、君の持ち味とスタイルを捨てたらいけないよ」
ニッキ「自分にとって必要な助言は吸収しつつも、他人の意見に振り回されない事が大事。優勝まであと少し。ここが正念場。大切な事は選曲で聴く人を退屈にさせるか、感動させるかが決まるのよく考えて選曲してほしかった」
ランディ「君に合うのはブルージーなエタ・ジェームズバージョン。常に自分らしく歌うと良い」
ハリー「ランディは矛盾してる。自分らしく歌えと言って、エタ・ジェームズバージョンを勧めるなんて矛盾してるよ。まずが原曲を知るべき。ハロルド・アーレンは“Over the Rainbow”の作曲家でもあるんだ。まずは原曲を学び、その後個性を出せばいい」
ランディ「頭で考えすぎず、常に自分らしく歌うんだ」
ハリーンの曲を作った人に敬意を表すのは、とっても良く分かる。そこを蔑ろにしてほしくないという気持ちが現れたんだと思う。以前の“My Funny Valentine ”より、指導によってアンバーは深みが増した。
ルイジアナボーイは熱いというのも分かった。

トップ4でリトル・ミックス"Wings"
2012年7月2日　イギリスの4人組のガールズグループ。「Xファクター」第8シーズンの優勝者。
今年のヒット曲と、昔の歌を覚えた上に、この曲までもこなすってか。
そうだキャンディス、爪先の骨折はどうした？そんなに動き回ってももう痛くないの？

来週5月18日土曜日の放送時間が21：00から24：00です。録画予約、旅行等で家を留守にする方は、今一度放送時間のチェックをお願いします。