海のふた：八月のプール：SSブログ

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海のふた　[ドライブ] [編集]

よしもとばななさんの作品が大好きです。「海のふた」は特に好き。その舞台になった土肥の海はもう、夏の海の色ではなくなってます。海のふたを、最後の海水浴客が閉めていったからでしょうね。

この美しい駿河湾の毛嵐を、1度だけ見たことがあります。海が大きな温泉のように、湯気が出て幻想的でした。

もっと晴れてたら、富士山が見える場所。土肥の食事処　澤【ココ】
富士山も恥ずかしがり屋さんなのね。

食べたのは海鮮丼。今まで食べた海鮮丼の中で一番うまうま。獲れたてには敵わないよね。右上の心太の青海苔も美味しいの。土肥で取れた青海苔なんですって。私心太が好きなので、天草から作っちゃう。お酢を入れ天草を煮て作るの。海の香りがする食べ物は大好きなんです。心太の下のひじきがしっかり元気いっぱいのひじきでこれまた美味しい。貧血のある私には、海藻類は欠かせない食材です。女子のみなさ～ん、海藻類と果物を食べようね。
お味噌汁のだしは貝の味。これまたうまま～い。二枚貝ではなく、岩場にいる波の子とか磯物の味です。鰹だしや昆布だしより、貝のだしが私は好きです。日常で味わえないから、より強く感じるのでしょう。
貝の出汁で、はしゃぐ私たちは無性に藤壺が食べたくなったのでした。魚介類にわくわくしちゃうんだわ。

温泉三昧、美味しいもん食べまくりでしたが、体重はなぜか2ｋｇ減ってた。家の体重計と違うので、おかしいから姉に確かめてもらったら正確だって。家に帰って測っても減ったままだったの。
おしゃべりし続けるって、とてつもなくカロリー消費するのね。ウナギも食べちゃったし、おやつにパフェも食べちゃったというのに。
自宅に帰ってから行った、友達の結婚式の引き出物「祝いたい」というアップルパイでしっ。どうしましょう。アップルパイは大好物です。バニラアイスも冷凍庫にあるのよ。この誘惑は何かの罠に違いない＞＜

ガソリンを満タンにし車を返すため、ガススタンドに寄りました。
ガススタンドに入ると、姉は何の躊躇いもなく給油機の左に車を付けたので、この車の給油口は右でウチのと反対だなって思った。
ガススタンドの人のよさそうなおじさんに「給油口が左だから、反対側に付けて」と促され、姉は給油機の周りをぐるりと回るようハンドルを右に切った。
前進してからバックで、右に付けると思ってた私は、姉には姉なりの考えがあるのだろうとぼんやり考えてた。
おじさんに「それじゃ同じだよ」なんて言われ間違いに気がつく姉(≧▽≦）　
姉の顔に笑いの発作の兆候がじわじわと表れ始めてる。
ガススタンドが昭和シェルだったので、私はおじさんにPontaカード使えるか聞いてた。今、Pontaばっかり使って、コンビニはローソンがあるまで我慢するのだ。

姉がガススタンドを出ると「あぁちゃん、ぽんぽんかあどって何？」。私は「♪ぽたぽたぽたぽた、ぽいんとがたまるっ　GEOでたまるぅ　ローソンでたまるぅ♪」と歌った。
姉は笑い泣きしながら、私がおじさんに小首をかしげながら甘い声で「ぽんぽんの調子はいかがです？」と訊ねたと思ったそうだ。
私ならそんな質問はしそうだし、直前の会話が、目的のトイレが工事中で困ってた方を、他のトイレまで案内しただった。
♪お腹一杯で、ポンポンポンポコリン♪と出鱈目歌を歌ってたわ、私。
「それじゃ同じだよ」と「ポンポン」がループし、姉も私も笑いの発作が止まらなくなり、私のウォータープルーフのマスカラは取れた。

姉は、私が「海のふた」を興奮し話したことも覚えててくれてた。姉の住んでるところと、私の住んでる東京の中間で合うのが一番いいだろうに、いつも東京よりか東京で、私の体とお財布に負担がかからない様にしてくれる。
姉はヘビメタ、私はゴスロリなお洋服だった(≧ｍ≦）
私は甘やかされ、ぐっすり眠りにつくことができるようになるのだ。